社協の仕事はプライベートとパブリック(仕事)を簡単には分けることができない仕事です。住民主体の原則を掲げ、住民の主体的な活動を興すのがパブリック(仕事)ですが、私たち自信も仕事を終え帰宅すれば一人の住民になるわけで、その意味では住民の一人としてのあり方というのも、考えていく必要があるのです。(あまりにきっちりとプライベートとパブリックを分けすぎると、その姿は地域住民の目にどのように映るのだろう、と思いませんか?)
今回「生き方としての社協人」というのをキーワードとしました。プライベートとパブリックが切り離せないのですから、双方に関連付け合いながら自身の生き方を探ることができる面白さがそこにはあるように思えるのです。
社協はただ賃金を得る為だけの職場なのでしょうか。社協に努める社協人の自己実現を考えてみると、ひいては地元地域の福祉向上につながるように思うのです。
本研修ではそうした切り口から、事例報告者からは社協での活動ではなく、一人の住民としての動きをお話していただき、プライベートとパブリックの相関関係について考察していきます。