障害のある人の兄弟姉妹(=きょうだい)の気持ちを聞いたことがありますか?どの社協も障害者福祉に取り組んでおられますし、また親支援に関わっている方も多いことでしょう。しかし、“きょうだい”はどうでしょう。
次の文章は、ある社協の広報紙から抜粋したものです。
「子どもの頃、弟の通院に、母は私も連れて行っていた。その時、弟の主治医や看護師は、『よく来たね!』と、先に私を抱き上げてくれた。それが嬉しく、私は弟の病院に行くのが好きだった。そのことがきっかけで、福祉・医療の分野に憧れを持った」
「子どもの頃、妹の療育に母は私も連れて行っていた。療育施設に着くと母と妹は別室に行く。母と保育士たちと楽しそうにしている妹の姿が窓から見えた。私は一人ぼっちだった。たまに通りがかる職員は、私のことを『○○ちゃんのお姉ちゃん』と呼ぶ。私も一人の子どもだよ!私は付属品じゃないよ!そう思っていた」
2人のきょうだい児の体験です。このエピソードには医療関係者・福祉関係者が登場します。私たち社協職員は、この登場人物の誰になりたいでしょう。登場人物のありようによって、きょうだいのしんどさの度合いが変わるとすれば、きょうだいが抱える問題の真の当事者は誰なのでしょう。
少なくとも、私たち社協職員がきょうだいたちの悩みの種になってはいけません。シブリングサポーター養成講座を受講し、きょうだい支援に一歩踏み出してみませんか?
日 時 | 令和4年7月5日(火)13時30分~16時15分 |
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会 場 | 筑後市総合福祉センター内2階大会議室(筑後市野町680-1)【MAP】 |
定 員 | 35名 |
講 師 | 清田 悠代さん(NPO法人しぶたね理事長/大阪府) ※NPO法人しぶたねウェブサイト |
申し込み | 令和4年6月30日(木)17時までにGoogleフォームにてお申し込みください。【申し込みGoogleフォーム】 |
開催要項 | PDFファイル |