ここ数年、社会福祉協議会とコミュニティワークを取り巻く状況は大きく変化しています。
例えば、社会福祉協議会が介護保険事業を展開する中で、本来の地域福祉部門と連携が取れず、在宅福祉部門と溝ができている状況や、自治体の財政難が社協への補助金にも大きな影響を与え、社協自身が財政難に陥っていることなどです。また、社会福祉協議会は60年の歴史があるにもかかわらず、未だ地域住民には「社協は何をしているかわからない」と言われ行政機関とも間違われたりします。そして、「社協とは?」の問いに明確に答えることができない社協職員も多くいることも事実です。
中央の動きとしては、「これからの地域福祉のあり方に関する研究会」が厚生労働省によって立ち上げられ、共同募金の使い方や社協の在り方などが検討されています。また、地域福祉学会の中では「コミュニティソーシャルワーク」という技法がブームのように言われ、コミュニティワークにとって変わろうとするようにも感じます。
>一方で福岡県内の社会福祉協議会には、理想と情熱をもって社協に入職した若手のコミュニティワーカーが増えています。しかし、上記の状況の中で、誰にも相談できず悩んでいたり、本来のコミュニティワークを展開できない社協もあります。
そこで、?ー匐┸Π?間の情報交換や意図的な学習をする中で社会福祉協議会とコミュニティワークのあり方を学び、私たちのコミュニティワーク実践と理論を結び付けていく場をつくること、?△修涼罎納匆駟〇禧┻腸颪肇灰潺絅縫謄?ワーク実践を高めることを目的に、「社会福祉協議会とコミュニティワークのあり方を考える社協職員の会(仮称)」を組織します。